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『サーバー側でらくらく一元管理!』
- 株式会社 リーガルコーポレーション
(左から)山下さん、荒井さん、平川さん - 伝発名人 for Web
導入:2007年12月〜/取材:2008年3月
1902年(明治35年)創業の株式会社 リーガルコーポレーション様は、紳士靴や婦人靴のメーカーとしてよく知られている。 同社は、トラッドで築いた信頼と安心のブランド「REGAL」をはじめ、「KENFORD」などの男性向けブランドや、「Pinky & Dianne」、「naturalizar」などの女性向けブランド、そして子供向けには「REGAL KIDS」など多彩なブランドを展開中で、幅広い層のお客様から高く評価されている。
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長年、「伝発名人」をご利用いただいています
山下さん
1987、88年頃からオフコン版の「伝発名人」を利用していましたから、もう20年位になります。当時は1台の「伝発名人」で百貨店向けの指定納品書を発行していたのです。
平川さん
その後、各倉庫に順次導入していき、2000年にはWindows版に入れ替えました。そして2007年の年末にWeb版に入れ替えて今日に至ります。
荒井さん
現在は、東京と大阪にサーバーを置き、北海道、千葉、大阪の各倉庫で、クライアントのブラウザ画面から指定納品書を発行しています。
―――検討のきっかけをお聞かせください
平川さん
きっかけは二つあります。一つ目はWindowsのバージョンアップです。最新OSのパソコンを導入するため、「伝発名人」も最新バージョンに入れ替えたいと考えました。
二つ目は伝票形式の変化です。複写式ではなく、最近増えてきた普通紙の伝票への対応です。それまでの「伝発名人」のバージョンでは罫線やバーコードが印字できなかったため、ホストで個別に対応していたのです。
そこで当社担当営業の田中さんに相談したところ、最新のWindows版にバージョンアップする案とWeb版に入れ替える案を提示していただきました。それをもとに双方の機能や運用面、費用面などを慎重に検討した結果、Web版の採用に至ったのです。Web版決定の理由、導入からご利用まで
―――Web版に決定した理由をお聞かせください
平川さん
二つあります。一つ目は、Web版にするとマスタやプログラムの一元管理がしやすい点です。Windows版では、パソコンごとに伝票発行用のマスタやプログラムを保持していました。そのため何か変更や追加が発生すると、全ての端末に対し個別にメンテナンスをしなければなりません。しかしWeb版ならサーバー側でマスタやプログラムが一元管理できるため、運用や保守の面で大きなメリットがあると感じました。
二つ目は伝票番号の採番がしやすいこと。当社の場合、伝票番号は「伝発名人」側で採番しています。今までは伝票番号が重複しないよう運用でカバーしてきましたが、やはりサーバーで一元管理した方が間違いが起こりませんから。
一つ目のマスタやプログラムの一元管理については、同期を図るプログラムを開発すれば解決するかもしれません。しかし、二つ目の伝票番号の採番については1台のマシン、すなわちWeb版で管理しないと難かしいと考えました。
荒井さん
一方、悩ましい問題もありました。Web版にした場合、サーバーやネットワークに万一トラブルが発生すると業務がストップしてしまいます。
平川さん
万一のトラブルに対しては、サーバーやネットワークを二重化して備えることにしました。その分コストがかさみますが、「伝発名人」は大事な物流システムの一端を担っているので止められません。
―――導入はスムーズでしたか?
荒井さん
実はかなり苦労しました(笑)。各パソコンが保持していたマスタを統合するのに、大体二カ月くらいかかったと思います。しかし苦労した甲斐があって、大きなトラブルもなく稼働することができました。
―――現在のご利用状況はいかがですか?
平川さん
Web版の導入によって、現場には三つのことで喜ばれていると思います。一つ目は、操作がシンプルになったことです。今までは、伝票データの作成、伝票発行、発行済データの削除など、いくつかの操作を現場で行う必要がありました。しかし今回はサーバー側での自動処理を進めましたので、現場は伝票を発行するだけです。
二つ目は伝票のグループ化です。伝票の架け替えが少なくて済むよう、伝票の種類ごとにまとめて発行できるように設定しました。
三つ目は、プリンタの入れ替えによって印刷スピードが速くなったことです(笑)。
荒井さん
さらにプリンタの印字位置をセルフチェックできる仕組みも作りました。以前は現場から「印字位置がズレている」との指摘をよく受けましたが、今では無くなりました。
平川さん
システム部としては、現場からの問合せに対し、事務所で状況の確認ができるようになった点が助かります。また、今後はマスタ変更を事前に行えるような仕組み作りを検討したいと考えています。