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『送り状発行に、「伝発名人」を活用』
- 小西酒造 株式会社 営業業務統括部
部長 佐竹 博史様 - 伝発名人 for Windows
導入:2006年3月〜/取材:2006年10月
清酒「白雪」でお馴染みの小西酒造 株式会社 様では、長年「伝発名人 for Windows」によって送り状を発行されている。昨今、扱い品種の増大とともに物量が増えてきた同社では、個建便の運賃コスト削減に取り組まれた。その取り組みを陰で支えるシステムについてご紹介しよう。
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『送り状発行に、「伝発名人」を活用』
「山は富士 酒は白雪」のCMをご存知の方も多いことだろう。小西酒造 株式会社様(兵庫県伊丹市。以下、小西酒造様)は、日本最古の清酒ブランドである「白雪」の蔵元として有名だ。創業は天文19年(1550年)とのことだから、フランシスコ・ザビエルの来日や、武田信玄と上杉謙信が川中島で戦った時期にあたる。実に450年以上の業暦を誇る会社で、歴史の重みを感じさせられる。
昨今、清酒以外にも奈良漬・ベルギービールなどの品揃えを強化され物量も増えてきた小西酒造様では、主にグループ会社の白雪物流 株式会社 様(兵庫県尼崎市。以下、白雪物流様)を通じ、全国各地の問屋や小売店に商品を出荷している。
商品出荷の際には送り状の作成や貼付が必要になる。白雪物流様では、小西酒造様からオンラインで送り状発行用データを受け取ったのち、ユーザックシステムの「伝発名人」によって送り状を発行している。
「伝発名人」の導入を担当された、小西酒造様の営業業務統括部部長 佐竹さんと、情報統括部主事補 田中さんにお話をうかがった。
「当社は、平成9年に『伝発名人』を導入して送り状を発行しています。以前は他社のシステムを使っていたのですが、予期せぬトラブルが発生し業務がストップしてしまったのです。そこで急遽『伝発名人』に変更したのですが、現場はもちろん運送会社にも好評でしたね。」と、佐竹さんは語ってくれた。『「伝発名人」の設定を最適化し、個建便の運賃コストを削減』
長年「伝発名人」を活用してきた小西酒造様だが、平成18年4月に最新版の「伝発名人」へのバージョンアップを行うとともに、その設定を全面的に見直した。見直しの目的について、佐竹さんはこう語る。
「設定を見直したのは、個建便の運賃コストを削減したいと考えたからです。今まで二個口で発送していた商品を一個口にまとめられれば、個建便の運賃は安くなる場合があります。そのために、『伝発名人』の設定を見直し、同一得意先への送り状を一枚にまとめられるようにしたのです。もちろん、ホストコンピュータのプログラムを修正すれば同じことが出来ると思いますが、それにはコストや時間がかかりますからね。」
送り状の集約によって物流現場やお得意先が戸惑わぬよう、送り状の備考欄には該当する受注No.が印字されている。もちろん物流現場では、個口数を集約するため梱包方法の工夫改善が行われた。
送り状を集約した効果について田中さんは、「個建便の運賃コスト削減効果については詳しくお話できませんが、送り状の発行枚数は、約2割削減出来たと思います。もっと早くユーザックさんに相談しておけば良かったですね。」と、にこやかに語ってくれた。『「伝発名人」への高い評価』
また、今回のバージョンアップには、送り状を発行する時間を短縮する狙いもあった。
「『伝発名人』を運用していたパソコンが老朽化してきたため処理スピードが低下し、業務に支障が生じるほどになっていたのです。そこでパソコンを更新してスピードアップを図りました。同時に『伝発名人』も最新のOSに対応させるためバージョンアップしたのです。結果的に、今までよりかなり早く送り状を印刷し終えるようになりました。もちろん、送り状の集約による発行枚数の削減も関係していると思います。」と、田中さんは説明してくれた。
現場で運用を担当している白雪物流の業務課 竹中さんも、「これから年末にかけて繁忙期を迎えますので、更に効果が期待できそうです。」と語ってくれた。運用形態に合わせて柔軟な設定が出来る。それが『伝発名人』の特徴の一つなのだ。
「『伝発名人』を導入して本当に良かったと思います。これからも使い続けていきたい。」と、佐竹さん、田中さんから高い評価をいただいた。