このアイコンの付いたボタンをクリックすると外部サイトをポップアップ表示します。
「とにかく早く伝票を出したい」という現場の声に、うまく応えられました。
- 株式会社 彌生
ベビーグッズの企画・開発・生産 - 伝発名人.NET
導入:2007年6月〜/取材:2007年10月
赤ちゃんに健やかな眠りを−。ベビー用の布団など、ベビーベット周りの商品を企画・製造・販売する株式会社 彌生(やよい)様では、MicrosoftのAccessで自社開発した伝票発行システムに換えて、「伝発名人」の導入を決定した。出荷業務の効率化にも貢献したこのシステム、詳しくご紹介いたします。
-
●ベビー向けのこだわり商品を展開
大阪の東心斎橋に本社をおく株式会社 彌生様(以下、彌生様)は、ベビー用の布団など、ベビーベット周りの商品を企画・製造・販売する会社だ。
得意先は、赤ちゃん本舗、イオン、日本トイザらス、ファミリア、イトーヨーカドーなどの大手量販店(GMS)及び専門店と、全国約500もの産科産院が中心。
その他にも、本社ビル1Fでは、生地選びからカラー・デザインまで、オリジナルティあふれるベビー寝具をオーダーメイドできる、スタジオ「Nenet(ネネット)」を展開中。こだわりのベビー寝具が好評で、贈り物にも喜ばれているとのことだ。
先ごろ彌生様では、伝票発行業務を改善するため、本社及び野洲物流センターにユーザックシステムの「伝発名人」を導入した。導入の経緯や効果について、システムのチームリーダー、玉村様にお話を伺った。●既存の伝票発行システムには課題が・・・
−「伝発名人」のご導入、有難うございます。
伝票発行のシステム化は、今回が初めてだったのでしょうか?いえ、初めてではありません。彌生の伝票発行システムは、大きく分けて3つあります。1つはAccessで自社開発した、GMS様や専門店様向けのEOS伝票の発行システム。次に先様ご指定の専用伝票ですが、これは他社の伝票発行システムで発行しています。最後に彌生の伝票ですが、これはもちろん業務システムから発行しています。
−今回、見直しを行われたシステムは?
EOS伝票の発行システムを見直しました。先ほども申しましたが、EOS伝票は、10年ほど前にAccess95で自社開発したシステムを使っていたのです。しかし、いずれはパソコンとAccessをバージョンアップしなければなりません。そこで、まずはAccessを97、2000、2003と少しずつバージョンアップしてみたのですが、ダメだということが分かったのです。
−それは困りましたね。
そうですね。もちろん、Access2007で新たに開発することもできます。しかし、私たちのチームは他にもやりたいことがたくさんありますので、この件にあまり時間は割けません。しかし、パソコンもいつ何があるかわかりませんので先延ばしもできません。これが、伝票発行システムの検討を開始したきっかけです。
●伝発名人なら解決できそうだ
−「伝発名人」は、どこで知りましたか
当社はNECの汎用コンピュータを導入しています。NECのユーザー会(NUA)で「伝発名人」の活用事例を知ったのが最初です。早速、ユーザックさんから資料を取り寄せて検討したところ、Accessで自社開発した伝票発行システムと同じ運用(バッチ発行)ができることがわかりました。さらに、センターの出荷業務も効率化できることがわかりましたので導入に至ったのです。
−出荷業務の効率化とおっしゃいますと
センターでは、ある専門店様向けの伝票発行業務に課題を抱えていました。専用伝票は、先行して導入していた他社の伝票発行システムで発行していたのですが、急ぎで、しかも大量の伝票発行には使いづらい面があったのです。
−詳しく教えていただけますか
他社のシステムは、ホストコンピュータから参照マスタに未登録のデータが送られてきた場合、マスタ登録を自動的に行ってくれます。この点は良いのですが、売価など、ホストコンピュータに無い項目については現場で入力する必要がありますので、出荷業務が滞ってしまうことがあるのです。
その点「伝発名人」は、事前にマスタ登録をしておけば、急ぎで大量の伝票を、現場の手を止めることなくスムーズに発行できることがわかりましたので、課題となっていた専門店様の伝票発行にピッタリだと考えたのです。正直、「伝発名人」は、思っていた以上に現場の運用を考えてパッケージ化されていると感じました。●期待通りの効果が出た!
−導入後はいかがでしたか?
思ったとおりでした。この専門店様の伝票は、センターで発行する伝票のうち、およそ8割もの発行枚数を占めていますので、これがスムーズに発行できるようになった効果は大きいようです。現場も非常に喜んでいます。「とにかく早く伝票を出したい」という現場の声に、うまく応えられました。 今後は、現在他社のシステムで発行している少量の専用伝票も、「伝発名人」で発行させていきたいと考えています。
※2007年10月取材(記載の情報は取材時のものです)